気(き) 2
2010.08.02
カテゴリ:中医学(理論・概観)
気(き) 2
きのうの続きです。
気は自然界に存在する全てのものの基本物質であると同時に、
エネルギーでもあります。
「先天の精」を得て、生まれてきても
それだけでは生命活動を維持することはできません。
体を動かしたり、温めたりするエネルギーが必要です。
『精(2010-07-21)』のところで書いたように
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20100721-1
「先天の精」によって生まれた生命を、
食べたり飲んだりすることから得る「後天の精」によって継続して支ます。
★人体における「気」は
先天の精気・後天の気(後天の精=栄養・清気=空気)によって作られています。
「気」の働きは以下の6つに分類されます。
1)推動(すいどう)作用・・様々な生理活動を行い、人間を生長・発育させる
2)温煦(おんく)作用・・からだを温める
3)防御作用・・外部の邪気の侵入から身を守る
4)固摂(こせつ)作用・・体液や内臓をきまった場所にとどめる
5)気化作用・・ものの形や性質を変える
6)栄養作用・・組織を栄養する
また、「気」は
「物質としての気」と「機能としての気」に分類されます。
『気 1 (2010-08-01)』
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20100801-1