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喪失と悲しみの心理 2

喪失と悲しみの心理 2

喪失感との和解の作業をするとは

フロイトが自分自身の体験に基づく無意識の自己分析を通して

『喪の仕事』と表現し、その目的は次のように定義されました。

「愛する対象の死に出会った場合に必要なのは、
この死の必然と和解し死を受け入れるということである。」

そして、J.ボウルビィによって「喪の仕事」の作業は一連の情緒反応で

次の四つの段階を経るとされました。

(死別だけではなく、愛着のあるものの喪失が対象になります)

1期 感情が麻痺する時期
 ショックのあまりに否認が起きる。実感がわかない。

2期 思慕と探索の時期
 信じられない思いや受け入れられない気持ちで、喪失対象を探し求める。

3期 混乱と絶望の時期
 否定できない現実に直面し、怒りと恨みが起こってくる。
 絶望、失意、抑うつ状態がおこる。

4期 愛着を脱し再起していく時期
 あきらめのなかで現実を認め、愛着を心に内在化させ、受け入れ、立ち直っていく。

これらをひとつずつ辿りクリアしていくことで、回復していくとされます。

この「喪の仕事」が順調に行われない場合、病理を生じることがあります。

『喪失感 (2010-06-28)』
https://mitunohikari.hatenadiary.jp/entry/2010/06/28/000000

『喪失と悲しみの心理1(2011-03-17)』
https://mitunohikari.hatenadiary.jp/entry/2011/03/17/000000

『喪失と悲しみの心理2(2011-03-18)』
https://mitunohikari.hatenadiary.jp/entry/2011/03/19/000000

『喪失と悲しみの心理3(2011-03-20)』
https://mitunohikari.hatenadiary.jp/entry/2011/03/20/000000

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