からだの重さ 【随機制宜(ずいきせいぎ)】
からだの重さ 【随機制宜(ずいきせいぎ)】
今週は、雨の恵みがありそうですね。
芒種は、稲を植え付ける季節の事。
この時期に田に水を張って田植えが出来ないと
秋の実りに影響します。
今は、芒種次候(26候)
『腐った草が蒸れ、蛍になる(腐草為蛍)』
蛍・・・しばらく見ていません。
最近、蛍を見たことがありますか?
さて、梅雨のこの季節は「湿」が体にこもって
からだが重く感じることが多いです。
四方を海に囲まれている日本は
そうでなくても「湿」に対する養生が大切です。
今は、世界各地の飲食物や健康法など
物も情報もふんだんにありますが、風土や体質の違いがありますので
何でもそのままは、合わないことがあります。
中医学の大切な理論に
【随機制宜(ずいきせいぎ)】という考え方があります。
それは、季節性・地域性・個体差を考慮して治療を選択することを言います。
随機制宜には、また以下の3つの治療原則があります。
①因時制宜(いんじせいぎ)
季節や時間を考慮する
②因地制宜(いんちせいぎ)
生活している、土地・風土・環境に考慮する
③因人制宜(いんじんせいぎ)
人の個体差に考慮する
上の、日本は「湿」に対する養生が肝要なのは
②に因ります。
梅雨の時期の湿度の高さで、からだがベトリと重い感じがします。
加えて、胃腸にも負担がかかります。
体を冷やさないようにも気を付けてください。
「梅雨時の養生(2011-05-28)」
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20110528-1
「【冷え】に注意!(2011-02-22) 」
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20110222-1