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秋分の日と「日想観」

秋分の日と「日想観」

9月23日は、旧暦では葉月四日。
二十四節気は、秋分(しゅうぶん 9/23~10/7)へと移りました。
七十二候は46候「秋分 初候 雷乃収声(かみなりすなわちこえおさむ)」です。

きょう秋分の日は、彼岸(9/20~25)の中日です。
昼間と夜の長さが同じで、陰陽のバランスがとれ
体調も安定する日といわれています。

今日の太陽は、地球上のどこから見ても真東からのぼり
真西に沈んでいくのだそうです。

「日想観」という
西に沈む太陽を見て、その丸い形を心に留める修行法があります。

仏の教えが守られない、末恐ろしい時代がやってくる・・・という思いの中で
阿弥陀如来のおられる、はるか西方にある極楽浄土に行くにはどうすればよいか。

その方法として、西方浄土を思って日が沈む様子を見つめ
祈りを捧げる修行「日想観」があるのだそうです。

秋分の日の真西に沈む太陽が、真っ直ぐに臨める門があります。
聖徳太子が建造された、四天王寺の「西門石鳥居(極楽門)」。
妻 般若姫を弔うために用明天皇(聖徳太子の父)の勅願により建立された、
般若寺の「仁王門(龍宮西門)」。

般若寺「仁王門」1
(般若寺 仁王門(龍宮西門) 2017.7.8 撮影)
般若寺「仁王門」2

西方の彼岸に向かって
それぞれに、「日想観」が執り行われています。
 *和宗総本山 四天王寺 (大阪府) http://www.shitennoji.or.jp/
 *神峰山 般若寺 (山口県) http://hannyaji.net/index.html
 
その場所まで足を運ぶことが出来なくても、
ひとり一人の方が、それぞれ自分のいる場所で日の沈む方向へむかい
こころを鎮めて祈ることはできます。

天候により、その夕陽が拝めなくても
頭の中にその有様を、イメージすることはできます。
そして、見えていなくても有ります。

自分が極楽世界に居ることをこころに描いて祈ることは、
今この時を、どのように生きていくかを考えていくことにもなります。

今日の神戸あたりの日没は、17時56分ごろです。
美しく平和な世界をこころに描いた祈りでありますように。


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