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三世代の女性たち、100年の物語

三世代の女性たち、100年の物語

NHK連続テレビ小説第105作目となる「カムカムエヴリバディ」
きょう2022年4月8日金曜日に最終回を迎えました。

この作品は1925年から2025年までの100年間、
母娘三世代のファミリーヒストリーが描かれた作品でした。

一世代目『安子』は、1925年(大正14年)3月22日、
岡山市内の商店街で和菓子屋の長女として生まれます。
祖父母・両親・5歳上の兄、そしてお店の職人さんと暮らしていました。
1943年(昭和18年)に結婚し、直後に夫は出征。
翌年娘を19歳で出産しました。

空襲によって祖母と母を失い、自身も空襲の下を娘を背負って逃げる体験をします。
出征した夫は戻りませんでした。
戦後、娘と2人で婚家を出て暮らしますが、あることがきっかけで婚家に戻ることになります。
その後、娘の小学校入学を前に誤解が生じ、娘を婚家に残して渡米します。

二世代目『るい』は、終戦の前年1944年(昭和19年)9月14日に父の家で生まれました。
父は戦死し、会ったことがありません。
母『安子』とは小学校の時に離れることになり、父の実家で高校途中まで過ごします。
その後、家を出て夫になる人と出会い、家庭を築き、
21歳の時に娘を病院で出産します。

三世代目『ひなた』は、
1965年(昭和40年)4月4日に長女として生まれます。
6年後に弟が生まれ、両親と弟4人で暮らしていました・・・。

それぞれの世代の個人に物語があり、
母娘の人生の時間が重なり合って新たな物語が生まれていきました。

このファミリーヒストリーは2025年で最終回を迎えました。
『安子』100歳
『るい』81歳
『ひなた』60歳

あの戦争のとき、安子が生き延びなければ、
このファミリーヒストリーはうまれませんでした。

この連続テレビ小説は、根底に流れ続けるテーマ、
そしてたくさんの伏線がありました。

それらのそれぞれの100年の物語でした。

名台詞もたくさんありました。

見る人が、どの部分に自分自身の心が惹かれるのか、

そのような感情が呼び覚まされるのか。

そして、最終回まで見終わってどんな感覚を持ったのでしょうか。

NHK連続テレビ小説 第105作目 「カムカムエヴリバディ」
(総合、月~土曜午前8時ほか)
https://www.nhk.or.jp/comecome/

わたしは、「カムカムエヴリバディ」を見ながら、
昨年出版した3冊の本との共通点を感じていました。

母の物語から始まった物語は、わたしの物語へと続きました。

母は1929年生まれで『安子』より4歳年下でした。
母も女学校時代に神戸空襲を生き延び、わたしへと命のバトンを繋いでくれました。

わたしは3人兄妹の末っ子で、母が33歳の時の子どもなので
『るい』より『ひなた』に近い年齢で、母と私の二世代の物語を書きました。

母から100年後は2029年。
母は既にこの世界にはいませんが、私は68歳になり、
三世代目の娘は38歳になります。

その時、どんな人生を生きているでしょうか。

わたしは本を書くために、母の人生を辿りました。
『ひなた』がおばあちゃんの『安子』の世代のことをよく知らなかったように、
〈私も母の事をほとんど知らない〉ということを知りました。

【わたし達は、歴史上の人物・著名人の人生や家系図も知っているのに、身近な人の人生や、自分の先祖のことは知らないのです。そしてそれは、興味を持って聞かない限り開かれない世界であり、その人がこの世界から去ってしまうと、もう開かない世界なのです。】
~『あなたの そして わたしの 物語』あとがきより~

この機会に、それぞれのファミリーヒストリーが紐解かれると喜ばしいと感じました。

【はてなブログ】mitunohikari ☆☉☽

『あなたの そして わたしの 物語』
幸せな人生とは?後悔のない人生とは?母が最期に教えてくれたこと
https://www.amazon.co.jp/dp/B099N55351?ref_=pe_3052080_276849420

『わたしの そして あなたの 物語』
 【~のようになりたくない】ーそれはまだ物語の途中
https://www.amazon.co.jp/dp/B09LDBPNPP/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=1636509516&s=digital-text&sr=1-2

『ありがとう だいすき』
 自分の影も抱きしめて ~いまここにあることの歓びを~
https://www.amazon.co.jp/dp/B09NYQWCS1/ref=sr_1_1?qid=1640136287&s=digital-text&sr=1-1

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