祈りの力
祈りの力
東日本大震災が発生してから14年の歳月が流れました。
あの日は夜にTVをつけて初めて知り、その映像にリモコンを持ったまま固まってしまいました。
離れたこの土地にいながらできることは、ただ、ひとりでも多くの人の無事と安全を祈ることだけでした。
ある年、発生時刻午後2時46分に黙祷したとき、東北の海岸線が一瞬光ったように感じました。
多くの方の祈りが、そう感じさせてくれたのかもしれません。
ある方が「祈りとはそういうものなのですよ」と、教えて下さったことがありました。
発生から9年後の2020年、
宮城県名取市の震災メモリアル公園で、黙祷のあと虹が架かったという報道がありました。
後に、聖書を読む機会ができたとき、
ノアの洪水の後、初めて世界に虹が出現した場面があることを知りました。
「あなたたちならびにあなたがたと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべての肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」
(創世記9:12~16、新共同訳)
祈りが正しいとき、虹が架かる。聖書にこのような虹の契約が書かれていました。
きょうも、たくさんの祈りが
おのおのの場所から、捧げられるでしょう。
ひとりひとり、一つ一つは小さくても、
それが、今を、明日を生きる力になりますように。
「祈り(2017-8-7)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/2861963/
「 日常の美しさ(2017-03-11)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/60547/
「日本人の精神性が、今 世界にとって必要なのです。」