整体観(全体観)
2011.03.11
カテゴリ:中医学(理論・概観)
整体観(全体観)
中医学における大切な考え方の一つに、【整体観(全体観)】があります。
これは、個々のものが繋がって一つの全体が出来上がっている
という考え方です。
人と自然との全体の関係を重視し
人の体も、自然も同じ法則で動いていると考えます。
自然の中に存在しているものが互いに複雑に影響しあって
バランスをとっているように
体内に於いても、臓腑や経絡などか相互に影響しあって
一つの体を構成し、命を繋いでいます。
整体観には《体内におけるもの》と
《自然の中の人》という見方があります。
全体がバランスを取り合って存在しているため
何か一つを調整すればよいのではなく
各々がバランスのとれる状態にあることが必要です。