あそび
2010.05.13
カテゴリ:こころ
あそび
自動車教習所に通っていた頃のはなしです。
車両点検の仕方の時に聞いたのだと思うのですが・・・。
(なにぶん、霞の向こうにあるような古いことなのであやふやです)
ハンドルにはあそびがなければ危険なので、確認することと習いました。
余裕を残すということについて感じたことが有ります。
もう6年以上前になるでしょうか
録画したテレビ番組を編集しているときに気付き、驚きました。
繋ぎの部分の一呼吸置くような、暗転する部分が
ある日、無くなりました。
ひとコマずつ送りながら編集していたので、
そのひとコマ分の余裕も無くなったということです。
前の場面の残像が残っているうちに、
次の場面の映像が重なるように始まるようになりました。
専門的な事は、解りません。
しかし、
息もつかせず次へ次へと惹きつけて行くその手法に、深く落胆しました。
そして、淋しくなりました。
今は、どのようになっているのでしょうか?
ハンドルにあそびは必要なのですよね。
『モモ(ミヒャエル・エンデ作)』を読み返したくなりました。