配慮
2010.06.14
カテゴリ:こころ
配慮
6月11日に「だれがコントロールするの?」で書いたように
コミュニケーションのコントロールは
そのグループの中の強いものがします
つまり、そのグループの方向性は
その強いものが決めていくということになります。
どんなグループにしたいのか?
そのためにはどのような配慮が必要なのか?
昨日6月13日の「人は生まれながら・・・・」の中にあるように
『X理論・Y理論』のどちらの視点を持つかによっても
大きく変わってきます。
グループの中で、リーダーになる方の役割は重要です。
先日NHKテレビの『こころの遺伝子』で、
ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英教授が
名古屋大学の研究室時代のことを話されていました。
指導教官であられた恩師坂田昌一教授は
研究室での議論をする際には、上下関係・区別は不要。
みんな平等とされ、「さん」づけて呼び合い、
自由に議論する気風を作られていたと語られていました。
また泥だらけの靴で師の研究室を訪れ、話し終わって退室し、
忘れものに気づいて戻ると
師はモップで床を拭かれていたと、思い出を語られました。
人が人の中で育つためには
どんな人や環境と出会うかということが大切なのだと、
改めて感じたエピソードでした。