石牟礼道子さん。
石牟礼道子さん。
石牟礼道子さんといえば水俣病のことを連想される方が多いでしょう。
確かに代表作は1969年に発表された『苦海浄土』
そしてそれに続く『天の魚』(1974)『椿の海の記』(1976)になるでしょうか?
けれども、わたしの石牟礼道子さんとの出会いは20歳の時。
月刊誌『子どもの館』に連載されていた『あやとりの記』です。
それまで出会ったことの無い感触のお話で
ずっと薄暮の中に漂っているような不思議な優しさに包まれました。
たちまち魅了され
その後、いくつかの作品を読みました。
そのなかで一番好きな作品は、
そして好きな本を聞かれて答える本の
『おえん遊行』(1984)です。
美しい情景が目の前に広がってくる、そして独特の世界観のある作品です。
『苦海浄土』『天の魚』『椿の海の記』は
10年くらい前に、必要を感じて読みました。
きのうのコラムに、水俣病の事を書きながら
不思議なご縁だと思っていました。
そして昨日、5月1日は
1956年、水俣病が公式確認されてから55年目の日だったのですね。
熊本県水俣市で、犠牲者慰霊式が開かれていました。
『有機水銀分解菌 ~自然の持つ力・浄化2~(2011-05-01)』
http://yu-cocoro.com/index_qhm.php?QBlog-20110501-1&mode=archives&date=201105
『シンクロニシティ(2010-08-25)』
http://yu-cocoro.com/index_qhm.php?QBlog-20100825-1&mode=archives&date=201008