睡眠養生
睡眠養生
ひさかたの雨。
フツフツしていた心身から、フゥ~と力が抜けていくのを感じています。
雨のなかを散歩してみると、不思議と雨の香りがしませんでした。
乾ききった草木や大地、アスファルトたちが深くまで吸収したためでしょうか。
雨に濡れた草木の緑が美しく、雨の音や流れる川の音も心地よい朝でした。
昨日8月23日は処暑でした。
処暑とは、暑さが潜まり隠れる意。
この雨を契機に、猛暑が収まってくれることを希います。
この節気は、【暑】から【涼】への移り変わりの季節です。
そして自然の営みは外へ向かう時節から、次第に内へと向かっていきます。
この期に併せるように、体も陰陽の調整が必要になります。
そのためには、まず睡眠時間の調整をしていきます。
陰陽の移り変わりは、一年の中にも、一日の中にもあります。
目覚めと入眠のタイミングは本来は
自然界の陰陽、動と静、昼と夜に同調しています。
日本の社会は24時間動いていて、夜も明るく
パソコン等の情報機器の普及がそれらに拍車をかけました。
疲れたら眠り、休息するのではなく
疲れても、こころとからだを頑張らせることに焦点があたっているようです。
起きている間の情報を整理するために、6時間程度の睡眠が必要と言われています。
また、22時〜2時は遺伝子の修復の時間とも言われます。
毎日、終電で帰られている方には、夢物語のように感じますね。
夜も涼しくなっていくこれからの時季に熟睡でき、スッキリ目覚める
という本来の生理状態に、各々のタイミングを調整していって頂きたいと希います。
生きていくために
空気・飲食・睡眠は必須です。