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『科学する心 日本の女性科学者たち』

『科学する心 日本の女性科学者たち』

2001年7月に発行された
『科学する心 日本の女性科学者たち』という冊子があります。

『科学する心 日本の女性科学者たち』①

この本では、
他の人が手を付けていない新しい研究を行い、後進を育てられた
自然科学者の中から女性研究者10人と、
積極的に女性研究者を育てた男性研究者の中から4人の方々を紹介します。

特に女性研究者たちは、
一般的に「女性は科学をする能力がない」といわれる社会環境の中で
情熱をもって粘り強く、周りの人々の理解を得ながら研究を続けた人々です。
そして困難を強さへと転換していった人々です。

さらに、「何について」、「どのように」研究するかというだけではなく
その研究を「何のために」するかということを考えていたようです。
自分の事だけではなく、
後に続く研究者を育てることにも熱意と工夫を示しました。
~ はじめに より 引用 ~

『科学する心 日本の女性科学者たち』②

「猿橋賞」を創設された猿橋勝子さん(1920-2007)の名前も見えます。
賞創設の経緯は、以下のように書かれています。

『私が取り組んできたテーマの一つが、女性科学者を応援することでした。
1958年には 平塚らいてう先生の提案で「日本婦人科学者の会」を結成しました。
1980年に気象研究所を退官する際に、寄せられたお祝い金を基に
「女性科学者に明るい未来をの会」を創立しました。
科学の研究に取り組む女性たちを励まし、
その研究成果を顕彰する「猿橋賞」を設けました。』

この本には英語版もありました。
この本は、美智子皇后さまから頂かれた
御著書の印税の一部を元として作られています。

日本の女性科学者の黎明期から現在までの歩みを、
少年少女たちが知ることが出来ればという
お気持ちを体して作られたそうです。

英語版は、皇后さまのご助言があって作成されたと、
当時紹介されていました。

現在、日本では研究者のうち女性の割合は14%で
先進国の中では最低水準となっています。
(2013年版 内閣府「男女共同参画白書」)

女性が仕事に就き、働き続けることが増加している今
出産・育児を経ても安心して働き続けられる
物心両面の支援の充実が、これからもっと必要になります。

そしてそれは、大人の視点からだけではなく、
子どもの視点も考慮されていることが、
とても大切で必要です。

〈参考文献〉
『科学する心 日本の女性科学者たち』 2001年
  「科学する心 日本の女性科学者たち」実行委員会 発行
*現在は、日刊工業新聞社より発行。
 (女性研究者14人と、男性研究者5人が紹介されています。)

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「柔軟に、しなやかに・・・(2011-02-01)」
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/16766/
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20110201-1

「女性のライフステージ~出産・育児~(2012-10-22)」
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/31589/
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20121022-1

「乳児と受講 (2012-11-07)」
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/32109/
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20121107-1

「女性のライフステージ~出産後~(2013-04-09)」
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/35995/
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20130409-1

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