親密 VS 孤立 〈 エリクソン発達理論・前成人期 〉
親密 VS 孤立 〈 エリクソン発達理論・前成人期 〉
発達段階の第六期は、前成人期 20~30歳台のころです。
この時の重要な関係の範囲は、
友情、性愛、競争、協力の関係におけるパートナーです。
この期では、
前期でアイデンティティの確立が、いかに出来ているかがポイントになります。
確立しているものは、上の関係の範囲の中で、親密を求めて行きます。
充分でなかったものは、自分を不確かに感じ、孤立したり
あるいは不安を共有した似たものが集まったりします。
これまでのアイデンティティの確立が個人的だったのに対して
この時期は、お互いのアイデンティティの「共有」「融合」を目指します。
アイデンティティが確立してると、周りの意見を聞いて
妥協したり、(健康的な)自己犠牲が可能になります。
家庭の生活においては
結婚して新しい役割(妻・夫・親)が増え、様々な自立が求められます。
この時期の心理課題は『親密 VS 孤立』です。
【親密】は、上に書いてきたように相手と自分が異なることを認め、
特に異性との深い親密な関係を築きます。
【孤立】は、自分と異なることを排除し、人との関わりを持たずに
自分の目標だけに没頭します。
この発達段階の課題を獲得することで得られるGiftは『愛(love)』です。
それぞれの異質性を認めた上で、尊重し合うことが出来るようになります。
『発達理論1(2010-07-08)』
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『基本的信頼VS不信〈エリクソン発達理論・乳児期〉(2010-08-06)』
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『自律性VS恥・疑惑1〈エリクソン発達理論・幼児期前期〉(2011-05-23)』
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『自律性VS恥・疑惑2〈エリクソン発達理論・幼児期前期〉(2011-05-24)』
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『自主性VS罪悪感〈エリクソン発達理論・幼児期後期〉(2011-05-25)』
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『勤勉性 VS 劣等感〈エリクソン発達理論・学童期〉(2011-05-26)』
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『臨界期(critical period)~危機を克服する過程~(2011-05-27)』
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『同一性 VS 同一性の混乱1〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-05-29)』
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『同一性 VS 同一性の混乱2 思春期前期〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-06-09)』
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『同一性 VS 同一性の混乱3思春期後期〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-06-10)』
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『同一性 VS 同一性の混乱4青年期前後期〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-06-11)』
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20110611-1